電車を乗る時には欠かせない交通系ICカードの「Suica」。スマートウォッチでも「Suica」に対応した機種があるのをご存知ですか?
スマートウォッチでSuicaが使えれば、電車の改札やランニング帰りのコンビニなどでも、サクッと手首をかざすだけで決済できるのでとても便利ですね。
特に通勤などでSuicaを利用している方は、定期券に対応している「Apple Watch」がおすすめ。Suica機能を活用すれば、日常生活が快適になりますよ。
この記事でわかるのは下記のこと!
- Suica搭載・定期券対応のスマートウォッチ4機種を紹介
- スマートウォッチでSuicaを使う方法
- PASMOにも対応している機種
にっしー
*Googleのスマートウォッチ「Pixel Watch」が発売
2022年10月13日(木)に、Googleが販売するスマートウォッチ、Pixel Watch(ピクセルウォッチ)が発売となりました。Suicaなど複数のキャッシュレス決済に対応しています。
しかし、現在は発売されたばかりで在庫切れとなっているのが目立ちます。近いうちに再入荷となる可能性もありますが、確実に購入するならネットから予約しておくのもおすすめです。
また、家電量販店で購入したい方は、ヤマダ電機のオンラインストア「ヤマダウェブコム」でお取り寄せができるので、チェックしてみてください。
Suica搭載、定期券に対応のスマートウォッチ4機種
現在、Suica機能が搭載されているスマートウォッチには、以下4機種があります。それぞれ最新モデルをはじめとする現行機種があるので、メインで販売されているモデルもチェックしておきましょう。
にっしー
機種名 | 連携可能なスマホ |
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Apple Watch シリーズ | iPhone |
Garmin シリーズ | Android・ iPhone |
wena シリーズ | Android・ iPhone |
Fitbit シリーズ | Android・ iPhone |
Apple Watchが搭載している「Apple Pay」はSuica定期券に対応しているのですが、Android系のスマートウォッチに搭載されている「Google Pay」は、Suica定期券には対応していません。
こうした理由から、スマートウォッチの中で唯一、Apple WatchだけがSuica定期券を利用できるようになっています。
紹介していくスマートウォッチには、対応している端末があるので、利用しているスマートフォンを確認して選ぶようにしましょう。
下記で、それぞれの端末について説明していきます。
Apple Watchシリーズ
Apple Watchはseries3から電子マネーSuica機能を搭載しており、現在はどのモデルでもSuicaを使用できます。
Apple Watchの現行モデルは以下の3種類です。
Apple Watch Series 8 | Apple Watch Series 8からの継続モデル。HERMESともコラボ |
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Apple Watch SE(第2世代) | Apple Watch SEからの継続モデル |
Apple Watch Ultra | 登山やダイビングなど耐久スポーツに適した究極のApple Watch |
Apple Watch Series 8
Apple Watch series 8は、シリーズのスタンダードモデル。先代であるseries7から内蔵プロセッサや機能をアップグレード。新機能に皮膚温センサーや衝突事故検出機能を搭載し、常時ディスプレイ点灯にも対応するなど、スペックが強化されています。
「HERMES」ともコラボしている人気のモデルです。
価格 | ・GPSモデル(41m):59,800円 ・GPSモデル(45m):64,800円 ・GPS+Cellular(41m):73,800円 ・GPS+Cellular(45m):798,000円 ※ステンレススチールケースは104,800円〜 |
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搭載OS | Apple「WatchOS」 |
連携できるスマホ | iPhone |
電子決済機能 | Apple Pay(Suica・PASMOなど複数対応) |
ディスプレイサイズ | 41mm・45mm |
カラー | ・アルミ(ミッドナイト・スターライト・シルバー・RED) ・ステンレス(グラファイト・シルバー・ゴールド) ・HERMES(シルバー・スペースブラック) |
バッテリー持続時間 | 最大18時間 |
Apple Watch SE(第2世代)
Apple Watch SEの第2世代。基本的な性能が搭載されモデルで、前身モデルよりも高速化されたチップが特徴です。心拍数の計測や転倒検出、衝突事故検出にも対応しており、コスパ的にも優れています。
価格 | ・GPSモデル(40m):37,800円 ・GPSモデル(44m):64,800円 ・GPS+Cellular(40m):73,800円 ・GPS+Cellular(44m):79,800円 |
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搭載OS | Apple「WatchOS」 |
連携できるスマホ | iPhone |
電子決済機能 | Apple Pay(Suica・PASMOなど複数対応) |
ディスプレイサイズ | 40mm・44mm |
カラー | 全3色|ミッドナイト・スターライト・シルバー |
バッテリー持続時間 | 最大18時間 |
Apple Watch Ultra
Apple Watch Ultraは、今回から発売された新シリーズで、登山やダイビングなどの過酷な環境にも耐えられるよう設計されたモデル。Apple Watch最大の49mmケースと2,000ニトの明るさを備えており、まさに究極のApple Watchと言えるでしょう。ただし、その分価格も上がっているのがネックな部分ではあります。
価格 | ・GPS + Cellular(49m):124,800円 |
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搭載OS | Apple「WatchOS」 |
連携できるスマホ | iPhone |
電子決済機能 | Apple Pay(Suica・PASMOなど複数対応) |
ディスプレイサイズ | 49mm |
カラー | 全2色|オレンジアルパインループ・ブルー |
バッテリー持続時間 | 最大18時間 |
▼その他のApple Watchシリーズ(Series7・Series6・SE第1世代など)は、こちらから確認できます。AmazonにはApple公式ストアAmazon店も出店しているので、チェックしてみてください
>>Amazonで見る | >>楽天市場で見る | >>Yahoo!で見る |
Apple Watchの販売店やお得な購入方法については、こちらの記事でまとめているので参考にしてください。
Garmin(ガーミン)シリーズ
Garminは非常に多くのモデルが販売されており、公式HPでもSuica対応の現行モデルは44種類が紹介されています。
価格は約2万円台〜17万ぐらいで、価格と比例してスペックも高くなります。価格と機能を見比べて、自分のスタイルに合ったモデルを選ぶのがおすすめです。
現行機種の中から、2022年発売の3機種を紹介します。
GARMIN(ガーミン) Instinct 2 Dual Power Tactical Edition Black
ミリタリー機能とマルチスポーツ機能が搭載された、最先端のGPSウォッチです。耐熱性や耐衝撃性、耐水性も兼ね揃えています。
価格 | 定価170,500円(税込) |
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搭載OS | Google「wear OS by Google」 |
連携できるスマホ | Android・ iPhone |
電子決済機能 | Garmin Pay(Suicaをはじめ複数対応) |
ディスプレイサイズ | 直径1.4インチ (35.56 mm) |
バッテリー持続時間 | ・スマートウォッチモード – 約 28 日間+9 日間 ・バッテリー節約ウォッチモード – 約 90 日間+1年間 (その他モード多数あり) |
GARMIN(ガーミン) tactix 7 Pro Sapphire Dual Power Carbon Gray DLC/Black Nylon
カジュアルなデザインと頑丈さ、タフなロングバッテリーと、日常生活からアウトドアまで、活躍できる要素や機能が満載の時計です。
価格 | 定価68,200円(税込) |
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搭載OS | Google「wear OS by Google」 |
連携できるスマホ | Android・ iPhone |
電子決済機能 | Garmin Pay(Suicaをはじめ複数対応) |
ディスプレイサイズ | 2ウィンドウデザイン 23 x 23 mm (0.9インチ x 0.9インチ) |
バッテリー持続時間 | スマートウォッチモード – 約28日間+無制限 バッテリー節約ウォッチモード – 約65日間+無制限 (その他モード多数あり) |
GARMIN(ガーミン) Instinct 2 Dual Power ONE PIECE Luffy ワンピース ルフィ
「Instinct 2」シリーズのアジア限定モデル「ONE PIECE」エディション。優れた性能とソーラー充電による無制限バッテリーなどの機能が満載。ワンピースファンは、ぜひチェックしておきたいモデルです。
価格 | 定価65,450円(税込) |
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搭載OS | Google「wear OS by Google」 |
連携できるスマホ | Android・ iPhone |
電子決済機能 | Garmin Pay(Suicaをはじめ複数対応) |
ディスプレイサイズ | 2ウィンドウデザイン 23 x 23 mm (0.9インチ x 0.9インチ) |
バッテリー持続時間 | スマートウォッチモード – 約28日間+無制限 バッテリー節約ウォッチモード – 約65日間+無制限 (その他モード多数あり) |
▼その他の「GARMINシリーズ」は、こちらからチェックできます。
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wena(ウェナ)シリーズ|SONY(ソニー)
スマートウォッチの機能をバックル部へ集約し、デザインとテクノロジーの利便性の両方を兼ね揃えたSONYの「wena」。
そのまま使用することもできますが、ヘッド(時計部)が付属していないので、自分の手持ちの時計やお気に入りの時計をヘッドとして使用することも可能。
交通系ICカードをはじめ様々な電子決済が利用でき、「Amazon Alexa」など音声アシスタント機能も搭載されています。
▼現行機種から以下2機種を紹介していきます。
wena 3 metal Silver
美しい曲線を描いたデザインが特徴的な定番のモデル。日常生活をより便利にする機能が満載で、ヘルスケア機能やスケジュール機能なども充実しています。
価格 | 定価36,300円 |
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搭載OS | Google「wear OS by Google」 |
連携できるスマホ | Android・ iPhone |
電子決済機能 | Suica ・楽天Edy ・iD・QUIC Payなど対応 |
ディスプレイサイズ | 22mm |
バッテリー持続時間 | 約1週間 |
SONY WENA3 オメガシーマスターアクアテラ
OMEGA(シーマスターアクアテラ)との互換性モデルとなっており、OMEGAを取り付けても見た目はそのまま。スマートウォッチの利便性と、腕時計のデザインの両方を楽しめます。
価格 | 定価36,300円(税込) |
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搭載OS | Google「wear OS by Google」 |
連携できるスマホ | Android・ iPhone |
電子決済機能 | Suica ・楽天Edy ・iD・QUIC Payなど対応 |
ディスプレイサイズ | ディスプレイ部:20mm ラグ幅:22mm |
バッテリー持続時間 | 約1週間 |
▼その他の「wenaシリーズ」は、こちらからチェックできます。
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Fitbit(フィットビット)シリーズ
アメリカのFitbit社から発売されているFitbitのスマートウォッチ。健康管理機能に定評があり、皮膚電気活動や手首の皮膚温まで計測できる機能やストレスレベルのチェックなど、ユニークな機能が満載。
日常生活からスポーツ、トレーニング、生活改善など、様々なシーンで活躍します。
▼現行モデルから以下2機種を紹介していきます。
Fitbit Sense GPS搭載 スマートウォッチ-FB512SRSG-FRCJK
Fitbit Senseは、日々の生活を良好に導いてくれる先進のスマートウォッチ。ストレスの検出や睡眠の質の管理など、自分の体w深く理解することができる時計です。
価格 | 定価34,990円(税込) |
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搭載OS | Fitbit OS |
連携できるスマホ | Android・ iPhone |
電子決済機能 | Fitbit Pay(Suicaをはじめ複数対応) |
ディスプレイサイズ | 4.04 x 4.04 x 1.23 cm; |
カラー | 全3色|カーボン・ルナホワイト・セージグレー |
バッテリー持続時間 | 6日間以上 |
Fitbit Charge5 GPS搭載フィットネストラッカー FB421BKBK-FRCJK
自分の体にとって何が最適な選択なのかを教えてくれる「 FitbitPremium」が利用可能。体調などは専用アプリで確認でき、日々自分の体と向き合えます。
価格 | 24,990円(税込) |
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搭載OS | Fitbit OS |
連携できるスマホ | Android・ iPhone |
電子決済機能 | Fitbit Pay(Suicaをはじめ複数対応) |
ディスプレイサイズ | 40✕48mm |
カラー | 全3色|ブラック・ルナホワイト・スチールブルー |
バッテリー持続時間 | 7日間以上 |
▼その他のFitbitシリーズは、こちらからチェックできます。
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「Apple Watch 」「Fitbit」がSuica対応で値段が安い
上記で紹介してきたスマートウォッチの中で、値段的に手頃なのは、「Apple Watch 」Fitbit」です。
- Apple Watch ー 定価32,800円〜
- Fitbit ー 定価24,990円〜
Suica機能はどちらも利用できますが、Suica定期券に対応しているのは「Apple Watch」です。通勤や通学で利用するなら、「Apple Watch」がいいでしょう。
Fitbitに関してはAndroid・AppleどちらのOSにも対応していますが、やっぱりiPhoneならApple Watchとの連携の方が全ての機能を使えるのでおすすめです。
もし、さらに安い機種が登場した場合は、随時記事の方を更新していきますね。
Suicaが使えるスマートウォッチは便利!買い物や改札が楽すぎる
Suicaなどの電子決済機能が利用できると、日常生活がとても楽になります。
個人的には、まず駅の改札を通る時に、スマホを出してSuicaを起動しなくて済むのが本当に便利です。
にっしー
手首をかざすだけで改札が通れるので、Suicaに残高さえ入っていれば毎回ノンストレスになりますよ。
また、Suica以外にも利用できる電子決済が多いので、日常生活の買い物でもサッと支払いを済ませられます。今までスマホを取り出すひと手間があったと思いますが、それをさらに時短で済ませられるのは嬉しいですね。
思っている以上に買い物や改札が楽になるので、自分に合ったスマートウォッチを身に着けて試してみてください。
スマートウォッチはどこで購入すると安いのか、沢山の種類から選べるのかなど、こちらの記事で詳しくまとめています。
Apple Watchでは「PASMO」にも対応
出典元:Apple
Apple Watchでは交通系ICカードのPASMOにも対応しています。
今まで使っていたPASMOのカード、またはモバイルPASMOをApple Watchに取り入れて使うことが可能です。
まだスマートウォッチの中でPASMOに対応している機種は多くないので、PASMOを利用したい方は、Apple Watchをチェックしてみるといいでしょう。
Apple Watchは純正のバンドからおしゃれなものにカスタムすることもできます。こちらの記事で詳しくまとめているので参考にしてください。
Suicaなど電子マネー機能を利用する時に気をつけたいこと
スマートウォッチでSuicaなどの電子マネー機能が利用できると大変便利なのですが、意外とやってしまう注意点があるので、事前に把握しておきましょう。
外出の際は充電の残量を確認しよう
慣れないと意外と忘れてしまうのが、スマートウォッチの充電です。
手首をかざすだけで改札を通れたりと便利なのですが、充電がなくなってしまうと電子決済が利用できなくなるので注意しましょう。
外出前には充電の確認をして、外出中に切れないようにしたいですね。
もし充電があまりない場合には、充電器を持ち歩く、または充電バッテリーを持ち歩く、充電が切れたらスマホや現金で対応するなどで対処しましょう。
Suicaなど電子マネーの残高に注意
改札を通る時にSuicaの残高がない時、たまにありますよね。
スマートウォッチの場合でも、残高がないと決済ができないので注意が必要です。
その場でチャージするにしても時間がかかるので、スマートウォッチ、または連携しているスマホからチャージするなどして、必要な時に残高が無くならないように気をつけましょう。
まとめ
スマートウォッチの中でSuica対応・定期券に対応している機種は、以下の4種類があります。
機種名 | 連携可能なスマホ |
---|---|
Apple Watch シリーズ | iPhone |
Garmin シリーズ | Android・ iPhone |
wena シリーズ | Android・ iPhone |
Fitbit シリーズ | Android・ iPhone |
中でも、Suica定期券に対応しているのは「Apple Watch」です。通勤や通学で利用するのにおすすめです。
また、連携させるスマホがiPhoneなら「Apple Watch SE」、Androidなら「Fitbit」が値段もお手頃でしょう。
駅の改札や買い物をする時に手首をかざすだけで、サッと電子決済ができるのは本当に便利です。
スマホ決済でも便利でしたが、スマートウォッチを利用することで、さらに日常生活が楽になりますよ。